2013年12月5日木曜日

山羊第七号

10月末に仔山羊が産まれました。母山羊「五号」が貰われてきてから3ヶ月ちょっとしかたっていないので、おそらく前の家で付いた種だと思います。





















名前は「七号」です。吉畜協の山羊もなんだかんだでのべ七頭目になりました。

七号は発育が速いみたいで、生まれて2週間くらいで草を食べ始め、今では乳はあまり飲まずにほとんど草ばかり食べています。

2013年11月6日水曜日

牧草を育てる

山羊の冬季エサ不足を解消するために、寮裏に牧草(イタリアンライグラス)の種をまきました。

冬の間に3回くらい収穫できるそうですが、どうでしょうか?



2013年10月9日水曜日

サイレージつくってみた

冬のヤギエサ用に牧草サイレージを作ってみました。

作り方は、ドラム缶に草を詰め、空気が入らないようにして放置するだけです。

草は学内の草刈りで発生したものをもらってきました。

200Lのドラム缶は大きすぎたので、草を全部詰めても空間が余ってしまいました。そこで密閉するためにビニール袋に水を入れて蓋をしました。




で数か月




昨日そろそろサイレージが出来たと思って開けてみると…。


腐ってる。ていうか水蓋が無い!袋破れてる!

牧草は真っ黒に腐り、カビが生えています。見事に失敗。


しかも臭い!!塩辛みたいな臭いが周囲に漂います。

とりあえず「臭いものには蓋」ということで、もう一度蓋をしておきました。中身どうしよう。



総括
水蓋とかでごまかしてはダメ。草はドラム缶いっぱいに詰めるべし。


これで冬のエサ不足がより深刻に。
次は寮裏の畑に牧草植える計画が進行中です。


※吉田寮界隈の方で、庭等の除草を考えている方!!ヤギが出張除草します。
山羊もお腹いっぱい、庭は綺麗にwin-winの関係です。お気軽にお問い合わせをブログコメント欄まで!



2013年10月8日火曜日

エサ不足

吉田寮前の焼け跡で工事が始まって,山羊を繋ぐ場所が減ってしまった.寮裏に繋いでも山羊が騒ぐと苦情が来る.寮の庭は結構広いけど,庭の草だけだと1頭か2頭が限界なのかな.山羊たちはお腹いっぱい食べられているのだろうか.
最近草ぼうぼうの空き地とか見ると羨ましく思う.

2013年10月3日木曜日

還る場所が欲しい

※この記事は吉田寮ほぼ1000年祭パンフ用に書いたものです.パンフ読んだ方は重複になりますのでごめんなさい.


漆原友紀の「水域」(上下巻・講談社)という漫画がある.先日これを読んで,不覚にも泣いてしまった.涙腺は弱い方なのであるが,漫画で泣くのはかなり久しぶりだった.しかし,他の人に読んでもらって感想を聞いても,いい話だけど泣くほどのことではないといった評価.ちょうど祖父が他界した直後という状況もあって,感情が高ぶっていたのかもしれない.でも私は下巻など感情を抑える為に1ページずつ深呼吸しながら読んだのであった.電車の中だったから.話のあらすじを簡単に書くと,山奥の村の夢を何故か頻繁に見る少女,実はその村はダムの底に沈んだ母,祖父,祖母の生まれ故郷の村だったという話なのだが,実際私はこういう自分のルーツを探るような話に弱い.それには私の中のとあるコンプレックスが関係している―自分には「ルーツ」が無い!?

 無いというのは言い過ぎた.私には父がいて母がいて,祖父がいて祖母がいて,曾祖父がいて….確かにルーツはある.が,ここで私がイメージしているルーツとは土,土地のことである.私の両親はサラリーマン,祖父母もサラリーマンや自営業の家庭であって,いわゆる先祖代々の土地,家,村といったものが無いのだ.小さいころは,(田舎にある)おじいさんの家に遊びに行くという友達が羨ましくてしょうがなかった.自分が行く親戚の家には,田んぼも,きれいな川も,赤とんぼもいないのであった.しかもそこは彼らがどこからか越してきた土地であって,家は建売住宅.彼らはそこではよそ者であった.祖父母にも親がいて祖父母がいて,そこにはルーツの土地があるのかもしれないが,私はそれを知らない.そして私は自分を何か根無し草のように感じるのだ.

  どうして自分はそんなにルーツの土地にこだわりを持つのか,なぜならそこは,「自分が無条件で帰れる場所」だからだと思う.「水域」にも,ダム反対闘争が盛り上がり,一度は村を出た人が戻ってくるという描写がある.ルーツの土地は,いつか還れる,いつでも戻れば自分をやさしく包み込んでくれる,そんな場所なのだ.「母なる土地」と言う言葉もある.ルーツの土地とは自分の先祖各々に対するそれぞれの母の愛が集積した場所なのかもしれない(非化学的ネ).結局私は愛に飢えているだけなのか.この思いは歳を重ねるごとに強くなるのである.  まあ嘆いていてもルーツの場所は無いものは無いのだ.ならばどうするか.私はせめて子孫にルーツの土地を残したい.そう,どんな土地だって最初の人間がいて,次の人間がいて….そして時を経て,人のルーツの土地になるのである.私の今いるところの研究者の道は,「ルーツづくり」を考えればもっとも不利な,遠回りの道であるのは悩ましいところであるのだが(人生の目標を一つに定められればどんなに素晴らしいか.現実にはあれもしたいこれもしたいでどうにもならない.),その中で鶏を飼ったり,山羊を飼ったり,土,農にこだわったことをしているのは,自分のルーツを作りたいという願いがさせているんじゃないかなと私は思うのである.



謝肉祭のおしらせ

吉田寮では,築100年を記念して現在ほぼ1000年祭を開催中です.

そこで吉畜協では1000年祭企画として謝肉祭を開催します!


日時:10/4 18:00より
場所:吉田寮食堂
内容:・鶏の捌き方講座
    ・居酒屋吉畜協
     居酒屋メニュー
おでん,やきとり,とりさし,烏骨鶏,生ビール,焼酎,日本酒 など
※使用する鶏肉はすべて,当組合で生産したものです.


収益は家畜の飼育費用になります.
皆様ぜひお越しください.


吉田寮ほぼ1000年祭については,以下のページを参照してね.
http://hobo1000yoshida.tumblr.com/

2013年7月16日火曜日

新しいメスヤギ導入

腰麻痺で死んでしまったユキに替って、新しいメスヤギが導入されました。

トカラとザーネンのハーフの白ヤギ、1歳です。
















香川県からやってきました。マユは新しいメスヤギが来るなりお母さんだと思って乳を吸おうとしました
















現在名前募集中です。



2013年7月12日金曜日

エミュー池

水浴び好きのエミューのために池を作りました。

池にはまるエミュー。
けれど、ただ掘っただけの池では水がすぐに浸み込んでしまいます。






















そこで、シートで覆って砂利を敷きました。これで水漏れなし!














とり餌販売しています。エミューに餌やりできるのはここだけ!















2013年7月7日日曜日

農場見学案内

吉畜協では、農場を自由に見学することができます。
吉田寮の場所はこちら↓


より大きな地図で 吉田寮農場案内図 を表示

農場は西地区と東地区に分かれています。
西地区にはウサギとオンドリが、東地区にはメンドリ、エミュー、ヤギがいます。

東地区ではニワトリのエサを販売していますので、餌やり体験もできます。


※ご注意
吉田寮は生活の場ですので,プライバシーに配慮をお願いします.写真撮影の際は,近くの寮生に一言断ってください.また写真を無断でブログなどのweb上にアップロードしないようお願いします。

また、一部攻撃的な動物もいますので、子供連れなどの場合はご注意ください。

とりの写真

最近撮った吉畜協のとりの写真をアップします(全て2013/07/06撮影)。














暑くて日陰で座るエミュー














橙色の瞳













エミューの糞はニワトリが掃除します














横斑プリマスロックF2。東吉田寮農場で一番強い?














大王。現在抱卵中。













軍鶏。子育て中。














黒烏骨鶏。頭に差し毛あり。














目がかわいい。














土佐ジローとライトブラマバンタムの子。通称ブラジロー。














烏骨鶏の血が濃く出てる?














コーチン。














軍鶏が育てているけど、ライトブラマの子。父親は横斑プリマスロック?














白烏骨鶏。














薩摩髭白笹。あまり鳴かない。

















西農場の皇帝。コーチンと薩摩赤笹。













吉畜協一凶暴なのはこいつ。人間を見ると飛び蹴りしてくる。














頭の白いライトブラマバンタム、通称ソフィー(唯一名前のついている鶏)とひよこ。
ヒヨコは本当の子ではない(多分赤笹*大王?)。


2013年6月18日火曜日

養鶏事業近況

養鶏事業は,外から新しく導入したり,ヒヨコが生まれたりで拡大傾向です.
イタチにやられてだいぶ減っていたので.


アローカナ・レグホン交雑種の雛.種卵を導入して孵化させたもの.足が悪いため隔離飼育中.


軍鶏に托卵させた土佐ジロー・ライトブラマバンタムの雛.通称ブラジロー.
もしかしたら手前のブラマが本当の母親かも?

新たに導入された黒烏骨鶏.

コーチン雛.これも外部から導入.

2013/6/18現在

オス
・横斑プリマスロック
・烏骨鶏
・薩摩赤笹
・薩摩髭白笹
・コーチン
・ブラジロー*2

メス
・横斑プリマスロック
・横斑プリマスロックF2
・大王
・ブラジロー*3
・ライトブラマバンタムシルバーダーク*3
・軍鶏

ヒヨコ
・ブラジロー*5
・アローカナ/レグホン
・系統不明
・黒烏骨鶏*5
・コーチン*2

合計31羽.


養兎事業近況

最近ブログ更新できていません.ごめんなさい.


さて,食用兎養殖事業ですが,最近うまくいっていません.

5羽いたウサギもオスメス1羽ずつに減ってしまいました.

オスの突然死が2羽.出産のショックによるメスの死亡が1羽.



産まれた子ウサギたちも,人工保育を試みたものの残念ながら死んでしまいました.


死んだウサギは捌いてスタッフがおいしくいただきました.

死肉を喰らうというのは,なかなか説明できない抵抗感があるものです.しかし勿体ないので食べました.何か少しステップアップ(?)した気がします.

2013年6月2日日曜日

山羊の死

メス山羊のユキですが,5月16日ごろからどうも体調が悪そうにしていました.

5/18ごろには,時々よろけて倒れるようになってしまいました.
これは腰麻痺かもと,滋賀の家畜診療所に電話したところ,やはり腰麻痺の疑いが強いとのこと.

よろよろと餌を食べるユキ.

診療所に向かう車の中でもぐったり.

診療所で腰麻痺の薬を打ってもらったものの体調は回復せず.
さらに食欲もなくなり,立つこともままならなくなっていきました.さらに歯がぐらぐらするなどと言う症状も.獣医の話では,もはやこうなると助かる望みは薄いとのことでした.

5/21日,瞳孔が散大しているのが確認.そのまま死んでしまいました.

ここで我々のすべきことは何か?

そう,「食べること」です.


まだ温かさの残るユキを吊るして放血.

夜でしたが緊急解体を実施.二回目なので順調に作業できました.


内臓を出す.胃はまだ内容物が入っていました.

皮は現在鞣し中.肉は美味しく頂いています.


腰麻痺は,基本的に在来種はかかりにくいとされていて,特に予防策はしていなかったのですが,ユキは感染してしまいました.ユキは顔にスイスマーク(2本の縦の模様)があるので,もしかしたら欧州系のドッケンベルグ種の血が入っていたのかも知れません.
潜伏期間は約40日とのことなので,4月上旬にはすでに感染していたものと思われます.腰麻痺は蚊が媒介する寄生虫性の病気なのですが,一体どこからやってきたのでしょうか?近くに牛やヤギがいるのは農学部の畜舎ですが….


残りのリクとマユヲには,獣医で貰った駆虫薬を塗布して感染予防を実施することにしました.



2013年4月12日金曜日

山羊乳加工,子山羊の成長

山羊乳搾りは毎晩継続中.

組合産のヤギ乳と卵を使ったプリン.

まゆをもほぼ2か月齢.草もかなり食べるようになりました.


でもまだ乳が恋しい様子.母ヤギは少し嫌がっている?

農場の様子.ジャガイモ畑と堆肥溜めが新しくできる予定.







2013年3月22日金曜日

ヤギ乳でチーズ!

絞った山羊乳を使ってモッツァレラチーズを作ってみました.


まずは乳をろ過して不純物を取り除きます.



ヨーグルトを入れて40度で乳酸発酵させた後,酵素(レンネット)を投入.


1時間ほどで固まってきます.

重石などを用いてホエー(液体部分)を分離.


最後は熱湯の中で揉んで粘りをだし,塩水に漬けて味付け.

約2Lの乳からテニスボール大のモッツァレラが出来ました.