2013年10月9日水曜日

サイレージつくってみた

冬のヤギエサ用に牧草サイレージを作ってみました。

作り方は、ドラム缶に草を詰め、空気が入らないようにして放置するだけです。

草は学内の草刈りで発生したものをもらってきました。

200Lのドラム缶は大きすぎたので、草を全部詰めても空間が余ってしまいました。そこで密閉するためにビニール袋に水を入れて蓋をしました。




で数か月




昨日そろそろサイレージが出来たと思って開けてみると…。


腐ってる。ていうか水蓋が無い!袋破れてる!

牧草は真っ黒に腐り、カビが生えています。見事に失敗。


しかも臭い!!塩辛みたいな臭いが周囲に漂います。

とりあえず「臭いものには蓋」ということで、もう一度蓋をしておきました。中身どうしよう。



総括
水蓋とかでごまかしてはダメ。草はドラム缶いっぱいに詰めるべし。


これで冬のエサ不足がより深刻に。
次は寮裏の畑に牧草植える計画が進行中です。


※吉田寮界隈の方で、庭等の除草を考えている方!!ヤギが出張除草します。
山羊もお腹いっぱい、庭は綺麗にwin-winの関係です。お気軽にお問い合わせをブログコメント欄まで!



2013年10月8日火曜日

エサ不足

吉田寮前の焼け跡で工事が始まって,山羊を繋ぐ場所が減ってしまった.寮裏に繋いでも山羊が騒ぐと苦情が来る.寮の庭は結構広いけど,庭の草だけだと1頭か2頭が限界なのかな.山羊たちはお腹いっぱい食べられているのだろうか.
最近草ぼうぼうの空き地とか見ると羨ましく思う.

2013年10月3日木曜日

還る場所が欲しい

※この記事は吉田寮ほぼ1000年祭パンフ用に書いたものです.パンフ読んだ方は重複になりますのでごめんなさい.


漆原友紀の「水域」(上下巻・講談社)という漫画がある.先日これを読んで,不覚にも泣いてしまった.涙腺は弱い方なのであるが,漫画で泣くのはかなり久しぶりだった.しかし,他の人に読んでもらって感想を聞いても,いい話だけど泣くほどのことではないといった評価.ちょうど祖父が他界した直後という状況もあって,感情が高ぶっていたのかもしれない.でも私は下巻など感情を抑える為に1ページずつ深呼吸しながら読んだのであった.電車の中だったから.話のあらすじを簡単に書くと,山奥の村の夢を何故か頻繁に見る少女,実はその村はダムの底に沈んだ母,祖父,祖母の生まれ故郷の村だったという話なのだが,実際私はこういう自分のルーツを探るような話に弱い.それには私の中のとあるコンプレックスが関係している―自分には「ルーツ」が無い!?

 無いというのは言い過ぎた.私には父がいて母がいて,祖父がいて祖母がいて,曾祖父がいて….確かにルーツはある.が,ここで私がイメージしているルーツとは土,土地のことである.私の両親はサラリーマン,祖父母もサラリーマンや自営業の家庭であって,いわゆる先祖代々の土地,家,村といったものが無いのだ.小さいころは,(田舎にある)おじいさんの家に遊びに行くという友達が羨ましくてしょうがなかった.自分が行く親戚の家には,田んぼも,きれいな川も,赤とんぼもいないのであった.しかもそこは彼らがどこからか越してきた土地であって,家は建売住宅.彼らはそこではよそ者であった.祖父母にも親がいて祖父母がいて,そこにはルーツの土地があるのかもしれないが,私はそれを知らない.そして私は自分を何か根無し草のように感じるのだ.

  どうして自分はそんなにルーツの土地にこだわりを持つのか,なぜならそこは,「自分が無条件で帰れる場所」だからだと思う.「水域」にも,ダム反対闘争が盛り上がり,一度は村を出た人が戻ってくるという描写がある.ルーツの土地は,いつか還れる,いつでも戻れば自分をやさしく包み込んでくれる,そんな場所なのだ.「母なる土地」と言う言葉もある.ルーツの土地とは自分の先祖各々に対するそれぞれの母の愛が集積した場所なのかもしれない(非化学的ネ).結局私は愛に飢えているだけなのか.この思いは歳を重ねるごとに強くなるのである.  まあ嘆いていてもルーツの場所は無いものは無いのだ.ならばどうするか.私はせめて子孫にルーツの土地を残したい.そう,どんな土地だって最初の人間がいて,次の人間がいて….そして時を経て,人のルーツの土地になるのである.私の今いるところの研究者の道は,「ルーツづくり」を考えればもっとも不利な,遠回りの道であるのは悩ましいところであるのだが(人生の目標を一つに定められればどんなに素晴らしいか.現実にはあれもしたいこれもしたいでどうにもならない.),その中で鶏を飼ったり,山羊を飼ったり,土,農にこだわったことをしているのは,自分のルーツを作りたいという願いがさせているんじゃないかなと私は思うのである.



謝肉祭のおしらせ

吉田寮では,築100年を記念して現在ほぼ1000年祭を開催中です.

そこで吉畜協では1000年祭企画として謝肉祭を開催します!


日時:10/4 18:00より
場所:吉田寮食堂
内容:・鶏の捌き方講座
    ・居酒屋吉畜協
     居酒屋メニュー
おでん,やきとり,とりさし,烏骨鶏,生ビール,焼酎,日本酒 など
※使用する鶏肉はすべて,当組合で生産したものです.


収益は家畜の飼育費用になります.
皆様ぜひお越しください.


吉田寮ほぼ1000年祭については,以下のページを参照してね.
http://hobo1000yoshida.tumblr.com/