某所よりタヌキをもらったので,解体して狸汁にしました.
以下,血に弱い人は見ないほうがいいです.
まず,頭部を切り離します.頭はこの後の皮なめしに使うので取っておきます.
次に,肛門から首,四肢へとナイフを入れ,皮を剥ぎます.
脂肪が多いとうまく剥がれないので,皮と肉の間にナイフを入れます.
後の皮なめしを楽にするためには,このときできるだけ脂肪・肉を皮側に残さないようにしましょう.
皮が剥がれたら,内臓を取り出します.まず肛門の周りを切開し,直腸を糸で結んで排泄物が流出しないようにします.
次に,胆嚢(写真中央右上の緑色の臓器)をつぶすと肉がくさくなって食べられなくなるので,周囲の肝臓ごと注意して分離します.
後は,適当に臓器を取り出します.内臓脂肪でくっついてる場所はナイフやハサミで切ります.心臓・肝臓は食べられるので別の容器にとり出して洗いましょう.
ヌキ汁.肉の臭みけしに最初にウーロン茶で煮て,生姜をたくさん入れています.
タヌキ汁というとよく,臭くて食えたもんじゃないとされていますが,このタヌキは臭みもほとんど感じず(というよりむしろ美味),おいしく食べることができました.
ヤギの場合もそうですが,結局動物の臭みは,餌に関係しているのではと考えています.魚粉入りの配合飼料は,成長は早いですが,独特の臭みが残る気がします.この点,今配合飼料ばかりで育てているジャンボウサギを解体してみれば明らかになるかもしれません.
次に皮なめし.タヌキの魅力はやはりふわふわした毛皮でしょう.今回は,このサイトを参考にして,いわゆる「脳漿なめし」に挑戦しました.
まず,剥いだ皮の裏面にこびりついている脂肪や肉片をナイフでそぎ落とします.これが一番骨の折れる作業です.コツはヒゲを剃るときのナイフの動きです.
肉片が大体取れたら,台所洗剤で洗い,少し乾燥させます.ここで,タヌキの頭がい骨から「脳みそ」を取り出し,ミキサーで粉砕します.それを鍋で温めて,皮に裏面に塗りたくります.タオルや素手を使って,刷り込むように塗ります.
後は板に打ち付けて,生乾きになるまで乾燥させます.
本日はここまで,なめしは次回以降に続く.
革なめし面白い。
返信削除しかし、どうして脳みそをすり込んだら皮がなめされるのだろうか?
こんなwebpageがあったのですね、初めて拝見しました。
返信削除>某所よりタヌキをもらったので
なるほど(笑)
自慢げに記載するのはどうかと。
返信削除自慢げに記載するのはどうかと。
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